「#ワークマン女子」が目指す、SNS投稿と口コミで顧客が顧客を呼ぶ「循環型SNS集客」店舗とは?

みなさんこんにちは。生活者と小売の未来研究会の和田康彦です。


株式会社ワークマンは、初のロードサイド店である「#ワークマン女子」南柏店を2021年6月17日(木)にオープンしました。


「#ワークマン女子」店は今後10年で400店、20年で900店を全国展開するため、南柏店は店舗や運営の標準作りの検証を行う「直営店」です。


「#ワークマン女子」の売場構成は女性4割、男女兼用(アウトドア上着、レインスーツなど)2割、男性4割で、作業服は扱っていません。


今回オープンした「#ワークマン女子」南柏店には、メインターゲットの女性を笑顔にするさまざまな仕掛けが施されています。


特に注目すべき点は、インスタ、YouTube、Twitter等のSNS投稿と口コミで顧客が顧客を呼ぶ「循環型SNS集客」店舗をめざしていることです。

具体的には、

① お客様が購入・試着した衣料や靴をSNSに投稿したくなる仕掛け ・インスタの「#ぬい撮り」(ぬいぐるみを撮影して投稿)用のオリジナルゆるキャラ「わくこ」人形の設置

・映えるフィッティングルームの開発

・思わずインスタ投稿したくなる映える鏡の設置

・思わずインスタ投稿したくなるデザイン外壁

・インスタの「#足元倶楽部」用のデザイン床


②日本初の試着中に子供が遊べる「ママ楽」子連れフィッティングルーム

・ファミリーでの買い物客が多い「#ワークマン女子」店で、ママが快適に試着できるフィッティングルーム

・子供と一緒に入ることができ、子供もママも笑顔になれる「仕掛け」があるフィッティングルーム

・ママ楽フィッティングルームの中では、SNS用に子供との写真撮影も可能!!


「#ワークマン女子」 1号店の桜木町コレットマーレ店では、ピンクの2人乗りブランコなどインスタ用仕掛けをたくさん作った結果SNS投稿率は6%。高い投稿率が、お客様がお客様を呼ぶ循環型の集客を生み出し同店はモール店の売上トップの座を保っています。


お客様にファンになっていただき、お客様にどんどんシェアしてもらうことが、これからの時代の集客のカギを握っています。

生活者と小売の未来研究会〈Lifevaluelab.〉

小売業は、生活者の心と暮らしを豊かにする「幸せ創造業」です。未来の予測が難しいニューノーマル時代こそ、揺れ動く生活者の気持ちにしっかり寄り添い、自社の専門DNAを軸にして「顧客が求める価値」を提供していくことが生き残りの鍵を握っています。さぁ、私たちと一緒に、生活者も小売業も共に成長し幸せになる未来を研究・創造していきましょう。

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